フォトエッセー 私とNIE(13)―アウトプットにつなげる楽しさ―
第13回 子どもたちがアウトプットする学習⑥1984年度6年生社会科「日本国憲法の研究」の実践から


第6回として、1984年度6年生での社会科「日本国憲法の研究」の実践をご紹介します。
1981年度最初の教え子を84年度6年生でも担任しました。2クラスの国語・社会科を担当し、いろいろなアウトプットにチャレンジしました。その1つが「日本国憲法パンフレットづくり」の研究でした。
保護者の方に負担して頂く教材費から『日本国憲法』(小学館、1983年)を一人一冊購入しそれぞれ所持して学習を進めました。
授業では主に「前文」「国民主権」「平和主義」「基本的人権」について、条文を読みながら解説や問答により進めました。そして、授業で読み取ったことを基に一人ひとりが「パンフレットづくり」をして学んだことのアウトプットをすることにしました。条文も書き写しではなく、できるだけ「自分の言葉で書く」ようにしました。そして、「前文」「国民主権」「平和主義」「基本的人権」についてできるだけ「自分の意見を書く」ことをすすめました。
日本国憲法に関して「自分の言葉で書く」「自分の意見を書く」ことは小学校6年生のレベルを超えていることです。しかし、この学年の子どもたちは3度目の担任(極めて珍しいことでしたが)ということで、アウトプットする力の育成を意図した試みを積んできました。私も初めての6年生の担任ですが子どもたちのレベルの高さに自信を持っていました。
ある子どもの『日本国憲法の研究』をご紹介します。
エッセー私立小学校研究所No.228「1984年 6年生社会科『日本国憲法』を研究した子どものアウトプット」を参照して下さい。
https://note.com/pesri/n/n814722aa9371