第22回 日本新聞協会NIEホームページを探るⅥ「学習用ワークシート」
学習用ワークシート
児童・生徒がNIEの学習に取り組むとき、学習シートがあると内容把握と自分の意見を書きやすいこともあります。
私も1980年代からNIEに取り組むようになり、幾つかの自作のNIEシートを作成し実践をしてきました。
1988年6月に、当時の読売新聞編集委員の吉田伸弥氏との共著で『誰でもできるNIEガイド 新聞をエンジョイ!』(東洋館出版)を発行しました。その中で自作の「NIEワークシート」を掲載しています。
前回の連載「日本のNIE原点における風景を探る(31)-1985年~2000年日本新聞協会・新聞社の資料と私の執筆・発表資料から見えてきたもの-」第31回 共著『誰でもできるNIEガイド 新聞をエンジョイ!』(東洋館出版、1998年6月)発行を参照して下さい。
自作の「NIEワークシート」はコピーし印刷して配布することが必要です。
日本新聞協会の「学習用ワークシート」はダウンロードしてプリントアウトし活用することができます。デジタル化の時代にふさわしい形式だと考えます。
「NIEワークシート」のサイトにアクセスすると、「各社発行のワークシート一覧」があります。
「全国・東京地方」「北海道・東北地方」「関東地方」「中部地方」「北陸地方」「近畿地方」「中国地方」「四国地方」「九州地方」ごとの「新聞社NIEホームページ」か「NIEワークシート」のページにアクセスできます。
ただし、このワークシート有料だったり登録することが条件だったりすることがあります。またいくつかのサイトが既に閉鎖しているところもありました。
使い勝手がよい「NIEワークシート」は無料で直ぐに閲覧出来ることが相応しいと考えました。この視点から以下のサイトが評価できます(以下直接ワークシートにアクセスできるアドレスを掲載したものもあります)。
北海道新聞社
https://nie.hokkaido-np.co.jp/worksheet-search/#main/
秋田魁新報社
https://nie.sakigake.jp/worksheet/
下野新聞社
山梨日日新聞社
https://www2.sannichi.co.jp/NIE/
静岡新聞社
http://www.at-s.com/blogs/nie/work/work.html/
中日新聞社
https://www.chunichi.co.jp/info/nie/worksheet
神戸新聞社
https://www8.kobe-np.co.jp/nie/works/
山陽新聞社
https://c.sanyonews.jp/n_d/nie/sheet.html
高知新聞社
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/13766
大分合同新聞社
http://www2.oita-press.co.jp/nie/worksheet/
南日本新聞社
https://373news.com/nie/worksheet/info/
記事がすでに書かれている場合と自分で新聞を切り取り貼る場合の2パターンがあります。どちらも有効なNIEの手段になります。
ワークシートの意義は「新聞リテラシー」の基本になる読解力を向上させる方法の1つになるということです。いろいろな新聞を手がかりに進めていけば、日本各地の自然・人々の暮らしなどのことに関心を向けることにもつながります。
デジタル化の時代でNIEの大きな役割を果たす方法と考えられます。