第31回 ネットで学び方を学ぶⅣ小学生からの主権者教育で学ぶ力を身につける
本連載は「NIEはNews in Educationへ-紙でもデジタルでもニュースリテラシー・シチズンシップを育てる-」です。
連載には「シチズンシップ」と付いています。今回「主権者教育」に関する記述が出てきますが、「シチズンシップ教育」と「主権者教育」とはどう違うのでしょうか。
「シチズンシップ教育」は市民としての資質・能力を育成するための教育と捉えられ、他者と協力しながら社会の一員として主体的に課題に取り組む姿勢を身につける教育と考えることができます。「市民教育」「主権者教育」とも呼ばれることがあります。ですから、「シチズンシップ教育」と「主権者教育」はほぼ同じ意味と捉えることができます。
ただし、私自身の経験を振り返れば「主権者教育」は選挙をどのように行使するかにやや重点が置かれているような感じがあります。これは、日本では2016年7月の参議院議員選挙から18歳選挙権が国政レベルで実施され、世界的に見て最も遅いレベルでの18歳選挙権の実施という事情があります。
選挙権を行使する前提として、市民としての資質・能力が問われるという意味において「シチズンシップ教育」の役割が大きいのかもしれません。
小学生からの主権者教育
https://www.manabinomirailab.com/%E4%B8%BB%E6%A8%A9%E8%80%85%E6%95%99%E8%82%B2
主権者教育プログラム
1.主権者教育を実践するにあたって
https://www.manabinomirailab.com/citizenship-edu00
2.選挙のための基礎知識
https://www.manabinomirailab.com/citizenship-edu01
3.選挙通になるために
https://www.manabinomirailab.com/citizenship-edu02
4.さらに考え行動しよう
https://www.manabinomirailab.com/%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86