第36回 日本新聞教育文化財団「NIEニュース」第15号(1999年5月)発行
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「第4回NIE海外事情視察団(英国)新聞社が教材開発」
日本新聞教育文化財団は、3月28日から8日間、教育関係者による第4回NIE海外事情視察団を英国に派遣した。視察団は全国のNIE実践教師16人と新聞関係者4人を含め、22人で構成された。一行は新聞社1社、小学校2校、中学校1校などを訪問し、英国の教育制度、NIE活動について現地の教師らと懇談した。英国のNIE事情の一端を紹介する。
(同行者=新聞財団・千石伸也)
「NIEニュース 紙面リニューアル」
NIEニュースは今号から装いを新たにします。カラー化、増ページに加え、2000年秋に完成予定の新聞博物館のニュース(ニュースパークたより)も盛り込みます。また、年間の発行回数を1回増やし季刊(5・8・11・2月末日発行)とします。定価はこれまでと同じ1部50円(税込・送料別)です。購読のお申し込みは、財団NIE担当まで。新しいNIEニュースにご期待下さい。
【2~4頁】
「第4回NIE海外事情視察」
「日韓NIEセミナー開催」
明治大学付属明治高等学校 坂口泰通氏
東京都NIE推進協議会と韓国NIE教師研究会の共催によるNIEセミナーが3月28日、ソウルで開催された。日本からはNIEの実践経験を持つ教師ら9人、韓国からは100人余りの参加があった。
セミナーの前日には、ソウル市内の広壮初等学校5年生のNIE授業と舞鶴女子高等学校3年生の歴史の授業を参観し、韓国の教育事情の一端に触れた。
セミナーは中央日報社の教育センターで開かれ、それぞれ4テーマずつ事例発表を行った。続いて、質疑応答の形で両国のNIEについて研究協議を行った。
今回のテーマは、いわば種まきだったが、回を重ねるごとに芽を出し、良い苗に育っていくことを期待している。
私も1996年11月以来、2回目の韓国NIE訪問になりました。李貞
均先生との再会、学校視察、事例発表をすることができました。
「好評発売中 NIEガイドブック」小学校編 中学校[社会科]編 高等学校[地歴・公民]編
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「第4回NIE全国大会プログラム」
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1999年度NIE実践校 232校(第1次)決定
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「ヨーロッパ各国の学習指導要領」
日本新聞教育文化財団は、このほど世界新聞協会・NIE委員会へのアンケートをもとに、イギリス、オランダなどヨーロッパ6か国の学習指導要領と新聞についてまとめました。希望者は、財団事務局または各地のNIE推進組織までお問合せください。
「ブックレビュー NIE実践ヒント・ワーク集 妹尾彰著」
元日本新聞協会NIEコーディネーターの著者が、NIEを理論、準備、実践編に分けて解説します。実践編には、事例に即したワークシートが掲載されています。(あゆみ出版・2000円)
各地の動きから
編集後記
【12頁】
「ニュースパークたより」No.1
2000年秋、新聞のことならなんでも分かるニュースパーク[日本新聞博物館]が横浜にオープンします。現在、(財)横浜産業振興公社が建設している横浜情報文化センター(仮称)の2~5階(合計床面積約5200平方㍍)に開設されます。同センターは、地下3階・地上12階、延べ床面積約23000平方㍍のメディア・情報関連複合施設で、8~10階は(財)放送番組センターの放送ライブラリーとなります。現在、ニュースパークの開設準備がフルスピードで進められています。
【11~10頁】
「各施設の概要(イメージ図)」
新聞の世界へ
横浜情報文化センター(仮称)1~4階の北西側3分の1は、昭和初期の貴重な西洋建築、旧横浜商工奨励館を保存・活用しています。趣のある正面玄関から、吹き抜けの空間に一歩足を踏み入れると、シンボルモニュメントのオフセット輪転機が目に飛び込んできます。新聞取出口から、日本や世界の各地から最新ニュースが電光で送り出されてきます。専用エスカレーターで2階へ上れば、いよいよニュースパーク入り口です。
【9~8頁】
「2000年秋開館に向け順調に進む準備作業」
「収蔵資料」
「ニュースパーク 開設のあゆみ」
「横浜情報文化センターの概要」
「今後の予定」
「from staff」
日本新聞博物館とNIE全国センターのコラボレーション、大いに期待していました。